協議会設立のきっかけ

草原懇話会の開催(環境庁)

草原再⽣を⾏う最初の契機は、1996年に遡ります。同年10⽉、環境庁の主催により、草原懇話会が開催されました。地域内外の草原関係者のほか多くの⼀般参加者(約300⼈)が⼀堂に会して草原のことを話し合うという、当時としては、⾮常に画期的な出来事になりました。

熊本日日新聞社55周年キャンペーン
「阿蘇千年の草原」

1997年10⽉、熊本⽇⽇新聞社とくまもと楽座評定会の主催による「阿蘇千年の草原シンポジウム」を契機に、「阿蘇草原基⾦」が展開され、集まった2,950万円で、牧野に関する初めての総合調査が⾏われました。また、野焼き‧輪地切りのボランティア育成等の事業にも活⽤され、「⽀援ボランティアの組織化」へとつながりました。

ABOUT US協議会の役割

阿蘇草原再⽣協議会は、⾃然再⽣推進法に基づく協議会として、2005年に設⽴されました。
2023年現在、牧野組合や行政など、約260の団体‧個⼈で構成されています。
2021年11⽉に策定された阿蘇草原再⽣全体構想(第3期)が、協議会の考え⽅の柱となっています。

30年後の目標と目標達成に向けた取組の基本方針

柱1と柱2という2つの柱(歯車)が上手く回るように、潤滑油的な役割を果たす柱3を含めた3つの柱で、将来ビジョンの実現を目指します

柱1

生業による草原維持の支援強化

  • 農畜産業への支援の強化
  • 牧野管理作業の軽減
  • 支援ボランティアの拡充
柱2

公益機能保全のために多様な主体が関わる草原管理

  • 生物多様性に配慮した営農への支援
  • 観光利用の草原維持への還元
  • 多様な関わりによる草原管理の推進
  • 野草資源の多様な利用の促進
柱3

普及啓発と科学的根拠に基づく後方支援基盤づくり

  • 草原環境学習の実施
  • 情報発信の強化
  • 草原情報の蓄積・活用の基盤づくり
  • 草原機能に関する科学的データの収集
  • 活動基盤の安定化

協議会の主な3つの役割

協議会の主な3つの役割を表した図

阿蘇草原再生全体構想・概要版

草原再生協議会が目指す30年先の未来

協議会に参加するには

阿蘇草原再⽣協議会では、「阿蘇草原再⽣協議会設⽴趣意書」の趣旨にご賛同いただき、阿蘇の草原再⽣につながる活動に継続 的に参加して頂ける個⼈、団体または法⼈の参加者を公募しています。

例えば、以下のような⽅が対象となります。
‧実際に⼟地を管理し、放牧や採草によって草原を利⽤‧管理している区、牧野組合、牧野組合員やその他の個⼈
‧草原に関する調査研究を⾏っている研究者、専⾨家
‧野焼きなどの草原の維持活動を⽀援するボランティアの団体や個⼈
‧野草堆肥による農産品づくりなど、草原の利活用につながる活動をしている団体や個⼈
‧草原学習に関する活動や草原に関する普及啓発を⾏っている団体や個⼈

応募方法

応募用紙に必要事項を記入の上、阿蘇草原再生協議会事務局まで郵送、FAXまたは電子メールでご応募ください。
※詳しくは、こちらの公募要領・応募用紙をご確認下さい。

■設立趣意書 [PDF形式] ダウンロード
■公募要領 [PDF形式] ダウンロード
■公募様式ファイル [PDF形式] 団体・法人用 / 個人用
■公募様式ファイル [Word形式] 団体・法人用 / 個人用

*応募に関するお問い合わせは

「阿蘇草原再生協議会事務局」
〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川1180 環境省阿蘇くじゅう国立公園管理事務所
TEL:0967-34-0254 /FAX:0967-34-2082
e-mail:NCO-ASO@env.go.jp

■阿蘇草原再生協議会設置要綱 ダウンロード
■阿蘇草原再生協議会運営細則 ダウンロード
■阿蘇草原再生協議会募金規約 ダウンロード
■阿蘇草原再生募金委員会設置・運営規則 ダウンロード

一人ひとりが考える
阿蘇草原の未来

阿蘇の草原を次世代の⼦どもたちに引き継いでいくため、たとえ小さな事でも、⼀⼈ひとりにできることは必ずあります。