阿蘇の草原の豊かな恵み、それを脅かす危機的な状況。阿蘇の風景を彩る千年の草原を守るため、関係者一丸となってプロジェクトに取り組みます。
人と草原が共生していた時代を経て、今は草原から人が遠のいています。しかし、日本の気候では、人の関わりがなければ、草原は維持できません。草原を失うことは、永い時間の中で培われてきた自然との共生の知恵や、様々な草原の恵みを失うことを意味します。草原再生の取り組みは、人と自然の関係性を再構築することであり、持続可能な地域社会への挑戦です。
阿蘇地域の担い手不足や高齢化は深刻で、30年後には、草原は現在の⾯積の約4割まで減少する可能性もあると予測されています。そういった状況に対して、2021年に30年後の目標と、そのための取組方針を設定しました。