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トピック

【報告】 第4回阿蘇草原再生懇談会が開催されました。


開催日時:
平成17年3月18日 13:30〜16:30
開催場所:
阿蘇勤労者いこいの村
議事:

(1)平成16年度調査の報告について
(2)阿蘇草原再生推進計画(案)について

概要:

 2ヶ年にわたり行われた阿蘇地域自然再生推進計画調査のまとめとして、平成16年度の調査結果や阿蘇草原再生の推進計画(案)について議論しました。

主な発言:
 「草原管理手法に関する検討部会」では、阿蘇の草原再生のために、草原に関する基礎調査をおこなってきた。調査成果の一つとして、衛星データから阿蘇地域の草原の状況を広範囲に把握できた。その他、実際に草原管理手法の実証試験を行い、阿蘇の草原の生物多様性保全に効果的な維持管理手法を検討できたことも大きな意義があった。
「草原維持活動支援システムに関する検討部会」では、阿蘇の草原に関わる立場の異なる人達の話し合いの場の創出について、議論の重点が置かれた。検討部会を通じて、生活のベースは異なっていても草原再生のイメージは共有できた。そして、この2年間で維持活動支援システムを作るための大切な道筋を作ることが出来た。
「情報発信・合意形成に関する検討部会」では、「草原」をキーワードに情報発信を行い、「阿蘇にはすばらしい草原がある」ということを多くの人に発信できた。具体的には、「阿蘇草原再生シンポジウム」や「モデルツアー」などを通して、多くの人から草原再生に対する合意を得ることができた。
この2年間で行った行政の垣根を越えた協議や取組みは、大きな意義があった。特に、「草原再生シール」には感銘を受け、このような取組みの連携方法と農政側での課題解決を考えたい。阿蘇草原再生推進計画を具体的に推進させるために、今後、行政間の連携をより深めたい。
「牛を育てる」、「牛を食べること」が、草原維持の基本である。阿蘇で生産された牛肉の流通・販売の強化について、農政だけでなく様々な省庁が協力すべきである。阿蘇の草原のために様々な省庁で行われている取組みを、具体的に現場レベルで連携を図ることが必要である。現場できめ細やかな対応ができる組織の設立を計画に取り込んで欲しい。
阿蘇の草原に牛や馬がいないと、観光客からも「寂しい」といわれる。やはり阿蘇の草原の風景には、牛や馬が必要だ。そのためには、赤牛の流通・販売システムを作らないといけない。さらに、観光客に赤牛を食べてもらうことも重要だが、今の観光は、地域の総力が結集しないと、集客できる観光にはならない。地域の人のだれに聞いても「阿蘇の赤牛は最高だ」と答えられるような地域づくりが大事だ。そのためには、農家の方を支援してもらうことも結構だが、赤牛の流通を価格面で支援してもらいたい。
17年度以降に設置予定の自然再生協議会の目標は2つあると思う。一つは、実際に、地域で生業や活動をしている人の生活再建を目指した、切迫した課題に対して取り組む計画が必要だ。それを受けて二つ目の協議として、国や県によるフレームの検討が必要だ。阿蘇の草原が持っている景観の価値は非常に高い。この景観をもっと上手に使えば、草原の生業を活かしたシステムが作れるはずだ。阿蘇の草原は生業をしてこその美しさがある。その点を忘れてはいけない。
阿蘇は他の国立公園に比べてコアな場所を作りにくいが、希少植物の観点からみたホットスポットはしっかりと守って頂きたい。推進計画では、この点はしっかりと配慮していただきたい。
阿蘇の景観で、経済を循環させるシステムをつくる時期に来ていると思う。今は農家を支えるシステムとして、中山間直接支払い制度しかない。景観や生物多様性などの観点から、多様な主体で農家を支え合うシステムをつくる時期にきていると思う。
掲載日:
H17.3.20
発信者:
阿蘇くじゅう国立公園管理事務所
詳しくはこちら:
配布資料・出席者一覧・議事録


 
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