ホームへ
 
トピック

【報告】第2回草原維持活動支援システムに関する検討部会が開催されました。

開催日時:

平成16年3月9日(火)13:30〜16:30

開催場所:
阿蘇勤労者いこいの村 会議室
議事:
(1)輪地切り省力化手法の検証・評価について
(2)草原維持管理活動支援について
(3)草の循環利用の可能性について
概要:
 輪地切り省力化技術の確立と普及、牧野管理の担い手不足の解消に向けた支援ボランティアの組織化方策、草の需要創出の3つのテーマ毎に、これまでの調査・検討結果について事務局より報告した後、来年度調査に向けて活発な議論が行われました。

<主な意見>

(1)輪地切り省力化手法の検証・評価について
●モーモー輪地切りについて
モーモー輪地は草の量が限られるため、組合員は進んでは牛を入れたがらない。
草の少ない時はロールを利用しながら行えば十分効果があがるだろう。
森林境の輪地では電気牧柵と恒久牧柵の併用により作業の省力化になる。
適する場所や注意事項を条件別に整理して対応策を明確にすれば実用的になる。
モーモー輪地に牛を入れたことで、牛の生産性が上がるかどうかについて検証・評価すべき。

●牧野組合アンケートについて
牧野維持に積極的な組合と、積極的でない組合の違いについて解析が必要。
省力化技術のうちグリーンベルト造成は環境面で問題があるが、牧野ではやらざるを得ない事情もあり、環境省の立場からどうあるべきかを提案していくべき。

●ケーススタディについて
自然湧水の有無や勾配など条件の違う牧野ごとに、どのような省力化技術や事業をあてはめるべきかという対応策を考えるのが良い。
ケーススタディに際して、補助事業とするためには、どういう施設がどういう形であるべきか、施設の類型をきちんと集約して提示する必要がある。

(2)草原維持管理活動支援について
●作業支援について
地元では雑草駆除作業への支援の要望も多い。
ボランティアによる作業について、遊び心での参加は危険である。
支援活動は同じ人が通年で受け持てば草原についての理解が進むだろう。
地域の植生も考慮して地域ごとの支援のあり方を考えるという発想も必要。

●支援組織の形成について
50〜70代のボランティアは「役に立ちたい」「有意義に時間を使いたい」という意識が強い。支援組織は中・高年を中心に考えても良いのではないか。後継者・理解者を広げるためには学生に対する広報も必要。
牧野組合にとってのボランティア受け入れの有利性・不利性を明らかにすべき。
省庁・国・市町村などの垣根を越えて実施していくこと、地域の力で支援できるようにしていくことが重要で、今後は様々なNPO法人などが関与してくるだろう。牧野を活用する人、支援する人など互いの立場を尊重していくことが必要。
ボランティアの中から畜産に携わる人がでてくるような展開を期待する。
支援組織形成にあたっては、財政的な支援についての検討も必要。
草原維持だけでなく、生業としての畜産維持を支援する組織の必要性を感じる。

(3)草の循環利用の可能性について
●阿蘇における草の利用の現状と将来について
阿蘇の特産品である阿蘇コシヒカリの堆肥にもススキが有効活用できるのではないか。
農薬のかかっていない草を食べた健康なあか牛、野草堆肥による安全な有機野菜などの生産・販売を推進していく必要がある。
ここ2〜3年、野草堆肥の需要は高まっている。可能性のあるものを伸ばし、採草活動が広がれば草原の維持管理のためにも力になる。

(4)その他(省庁連携に向けて)
省庁の枠を超えた連携が必要。ハード事業でも農水省、環境省が可能な部分で相互乗り入れしていくことが必要。
この検討部会は扱う内容が多岐にわたる。委員もそれぞれ立場が違う中で最終的に阿蘇の草原をよりよい形で後世に残していける方向へ持っていくため、「同床異夢」ではなく「異床同夢」を求めて協力していきたい。
懇談会の様子
第2回草原維持活動支援システムに関する検討部会の様子
掲載日:
H16.03.31
発信者:
阿蘇くじゅう国立公園管理事務所
詳しくはこちら:
議事録・配布資料・出席者一覧


 
戻る
ページの上へ

お問い合わせサイトマップ
 Copyright.2006 環境省 All right reserved.(当サイト内に記載された文章・写真などの画像の無断転載を禁じます)
 ■阿蘇くじゅう国立公園管理事務所 〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川1180 TEL:0967-34-0254  FAX:0967-34-2082 E-Mail:NCO-ASO@env.go.jp