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そして、阿蘇の草原再生へ

阿蘇における自然再生事業とは「阿蘇草原再生」
 

 阿蘇では、原生的な自然というより、「長い歴史の中で人手をかけて創られてきた草原」という二次的自然の保全・再生が求められています。そのため、地域に根ざした持続性のある草原の維持管理のしくみの創出が必要となります。これが阿蘇において実現すべき「自然再生」であり、「阿蘇草原再生」と呼ぶこととします。
 環境省では平成8年以降、阿蘇地域において草原保全のための検討や試験的事業を進めてきましたが、これに呼応するように、地元の人々や民間企業、関係行政機関の間でも、草原の維持・保全に関する様々な動きが活発になってきました。こうした地域の草原保全の動きをふまえ、以下、3つの長期的な目標と4つの基本的考え方のもと「阿蘇草原再生」に取り組んでいきます。

 
草原の子牛
3つの長期的な目標と4つの基本的考え方

長期的な目標

自然環境の保全・再生
 地域ごとの特性に応じた多面的な取り組みにより、広大な草原景観の保全・修復を目指すと同時に、多様な草原タイプを維持します。再生にあたっては今残されている健全な生態系を壊すことなく、調査データにもとづき、ていねいな手順・方法で回復していきます。
農業・畜産業との両立
 草原は、生産活動のための資源でもあり、草原再生のための事業と農業・畜産業との両立は不可欠です。
また、草原の産業的利用が維持・増進されることにより、持続的な管理が成り立っていくことを目指します。

地域づくりへの貢献
 草原再生を活用した観光・環境教育との連携、新産業の育成を進め、地域経済の活性化を図り、地域文化の見直し、自信や誇りにつなげます。
これらの総合的なとりくみにより、地域づくりに貢献し、地域の方々の参加による持続的な草原保全を目指します。


 
基本的な考え方
科学的データを基礎とする計画・事業の実施
自然環境、草原維持管理状況等について事前に十分な調査を行った上で、事業を計画します。
目標設定の前提として、保全を優先すべき草原や緊急性の高い地域を明確にします。
事業着手後も、モニタリングや評価を行い、事業見直しや技術的向上等に反映させます。
草原保全と利活用に関する新しい方策の創出
生物多様性維持のための管理や作業にかかる負担を軽減するための技術や手法の研究開発・普及を行います。
環境教育や体験型観光と連携した、広範囲の人々による維持管理活動支援システムをつくります。
草の循環型利用や流通のしくみをつくります。

多様な主体の参画と連携
牧野組合など農業関係者の参加の下に事業を進めます。
住民・商工観光業者など地域の人々、下流域に住む住民・観光客など地域外の人々の参加・協力や研究者、専門家の協力を促進します。
関係省庁・自治体・NPO等の連携・協働により総合的な取り組みを行います。
情報の公開・共有と発信
阿蘇の草原及び計画・事業に関するあらゆる情報、評価や検討の経過を公開し、関係者が共有します。
草原の現状と地域農業への理解、事業への合意形成や事業参加を促進するため、積極的に情報を発信します。




例えばこんなことを考えています
 阿蘇草原再生は、住民・NPOをはじめ多くの関係機関の参加・協働によりさまざまな事業を組み合わせ、長い時間をかけて実施していくものです。具体的にはこれから検討していきますが、想定される対策の数例を紹介します。ほかに直接農業にかかわる事業や地域づくりにかかわる事業も含めて、皆さんのご意見を聞きながら、対策を進めていきたいと考えています。草原再生に向けて行動するためのご提案をお待ちしています。

草原再生の提案図1〜3
草原再生の提案図4〜6

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